『図説 大連都市物語』
西沢泰彦
河出書房新社
『連鎖街のひとびと』復習第2弾。
『井上ひさしの大連』でみた大連の建物が素敵だったので、「都市基盤施設や建築に焦点をあてて、大連の歴史を論じた」こちらを読んでみました。
帝政ロシアのダーリニー時代から大連まで、港、鉄道、ガス・電気・水道のインフラ、道路、公園と街がつくられていく歴史がおもしろかったです。
アール・ヌーヴォー様式などをとりいれた帝政ロシアにならい、日本占領下でも法律によってレンガ造や石造に建物を限定、洒落た洋風建築が並ぶ街並みは意図的につくられたものだったのですね。
ショッピング・モール連鎖街が「ヨーロッパ市街と中国市街の境界として残されていた空白地帯を埋めるべく建設された」というのもおもしろい。
この本の出版が1999年なのでその頃はまだ昔の建物も現役で使われていたようです。
現在では高層ビルに埋もれるようにいくつかの建物が残っている様子。
港町としての重要性もあり、日本もソ連も無血入城しており、都市が破壊されることがなかったため景観が保たれているのかと思います。
1930年頃の大連はヨーロッパ的な美しい都市だったのではないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿