2023/07/27
『最初の悪い男』
2023/07/22
『アイ・ソー・ザ・ライト』
2015年公開。
カントリー・シンガー、ハンク・ウィリアムズの伝記映画。
9月に開催される『高橋和也 Presents Hank Williams 生誕100周年記念 Tribute Live!!! 』の予習として視聴しました。
ハンク・ウィリアムズを演じるのは『マイティ・ソー』のロキ様、トムヒことトム・ヒドルストン。ロキの頃から人気のある彼ですが、優男的な風貌に私は今ひとつ魅力がわからず。でも、今回のハンク役は寂しげな感じや笑顔で歌うときも笑っていない眼とか歌、演技ともとても良かったです。
奥さんオードリー役がエリザベス・オルセン。彼女も『アベンジャーズ』ですね。
そもそもハンク・ウィリアムズの知識がまったくなかったのですが、アメリカでは超有名人だからなのか、映画は全体的に説明不足でこれを見ただけでは脊椎の痛みやアルコール依存症を抱えながら過酷なツアースケジュールをこなしていた理由や、なぜ彼の歌がみんなに愛されたのか、その後のカントリーやロカビリーなどに与えた影響などはよくわかりません。
死亡シーンをばっさり省略してるのは驚き。人気歌手がキャディラックの中で孤独に死んでゆく、重要な場面だと思うのですが、ここ飛ばすんだな。
そこで本日は朝からハンク・ウィリアムズ祭り。ネットでハンクの生涯と代表曲をチェック→歌詞を和訳とともに確認しながらハンクのオリジナル版を聴く→さらに高橋和也バージョンの鑑賞を繰り返しています。
しかし伝説的カントリー・シンガーだけにwikiの「略歴」ですらめちゃくちゃ長い。「生い立ち」になるとお父さんの家系から始まる。ここはベースとして映画を見ていてよかったです。
カントリーの明るい曲調でも歌詞を見ると「君が去っていってとても寂しいんだ」みたいな歌が多く、妻オードリーとの愛憎関係が反映されている気がします。
映画では詳しく描かれませんが、奥さんも歌手でプロモーションもしているのにハンクだけが売れていき、自分が子育てしてる間に彼はツアー先で浮気しているのは耐えられなかっただろうなと。
派手な女性関係にしてもハンクの側の感情が映画ではわからないんですが、結婚はできないけど生まれてくる子供は認めるとかボビーに対してはある意味、誠実な気がします。
(生まれてきた娘やオードリーとの息子もカントリー・シンガーになってるんですね〜。)
高橋和也バージョンについてはラジオ番組で放送されたときの模様がYouTubeで公開されているのが助かります。ハンクによせて歌ってる声の良さももちろんですが、楽しそうに演奏してる笑顔がかわいいんだな。
ハンクのオリジナルはシンプルなので、エルビス・プレスリーの『Your Cheatin' Heart』や、カーペンターズ『Jambalaya』など、カバーのほうが聞きやすい。ここらへんにも彼の後世に与えた影響があるのかなと思います。
カントリー沼も深そうなのでライブまでゆっくり楽しみたいです。
2023/07/20
『魔女のシークレット・ガーデン』
2023/07/18
『旅をする木』
2023/07/17
『自由研究には向かない殺人』
服部京子 訳
創元推理文庫
2023/07/09
『オトコだろッ!』聖地巡礼 小淵沢編
『オトコだろッ!』聖地巡礼 甲斐小泉編より続く。
●小淵沢駅
第5話、佳恵さんがお客さんを迎えに行くシーン、第6話、美佐が東京へ向かうシーンで登場。
ドラマ内ではわかりにくいのですが一郎太さん家の最寄り駅は甲斐小泉駅。ここから東京へ向かうには小海線で小淵沢駅まで出て、中央線に乗り換えます。特急で新宿まで約2時間。
第6話で一郎太さんが美佐を送っていったのが甲斐小泉駅、美佐が売店で雑誌を買おうとしているのが小淵沢駅、一郎太さんが美佐を連れ戻しに行って特急を見送ったのも小淵沢駅です。何度も駅が出てきて「あれ?さっき見送ったのに?」となりますが、交通的にはリアルな描写です。
ペンションハート&ハートは小淵沢駅から車で10分ほどの距離なので佳恵さんがお客さんを迎えに行くのも小淵沢駅です。
ドラマ撮影時は小さな木造駅舎でしたが、2017年に二階建て鉄筋の新駅舎にリニューアル。それにともない、駅の位置が少し移動して旧駅舎のあった場所はロータリーになっています。
小淵沢駅中央線ホーム
ドラマ撮影から35年。ペンションブームも遠い昔。ペンションの多くは別荘や個人の住宅(二拠点用?)に建て替わっていました。そんな中、ハート&ハートが残っていたのは奇跡的。ただ、2023年7月現在、新規の宿泊予約は受け付けていないようです。案内板の看板はありましたがペンション前の看板は外されていました。HPを見ると2022年12月までは営業していたようですが。「佳恵さん……」と心の中でつぶやいてきました。
テニスコートや乗馬クラブなどは今でもありますが、ドラマ内に出てきた場所が残っているのか、だいぶ雰囲気が変わっているのでわかりませんでした。
「ラヴィアンローズ」成二と晴彦がギャルと一日中遊んでいた
テニスコートがあります。
かすれてしまってわかりにくいですが
案内板に「ラヴィアンローズ」の名前があります。
唯一特定できたのが「すみれ荘」跡地。Googleマップにはテニスコート跡が写っていて衝撃的なのですが、帰宅後に気がついたので現地で確認できませんでした。
Googleマップ 2023年3月撮影
テニスコート跡が衝撃的。
『オトコだろッ!』とは何の関係もありませんが、ペンションハート&ハートの近くにあります。甲府の人気店の3号店が2022年11月にオープン。平日にもかかわらずここはお客さんがとぎれることなく、落ち着いた空間にラズベリー&チョコマフィンおいしかったです。
リゾナーレ八ヶ岳
突如として登場するシャレオツ異空間。
無料シャトルバスで小淵沢駅から5分。
『オトコだろッ!』聖地巡礼 甲斐小泉編
1988年に放映された西田敏行、男闘呼組主演のテレビドラマ『オトコだろッ!』。
八ヶ岳のペンション周辺が舞台とは知っていたのですが、具体的には小淵沢、甲斐小泉あたりがロケ地だと気づき、Googleマップを眺めること数日、だいたいの撮影地を特定できたので今さらながら聖地巡礼してきました。
●甲斐小泉駅
第1話、6話、7話に登場。
ドラマ撮影時は赤い屋根、白い壁の木造駅舎でしたが2003年に改築。
甲斐小泉駅
第1話で4人組が殴り合っていた下り線ホームは跡だけ残っていました。
旧下り線ホーム
2両編成のかわいい列車でふつうに3分ほど遅れて小淵沢駅を発車しました。
Suicaも設置されておらず、行きは小淵沢駅で切符を買って乗車、帰りは列車に乗るときに整理券を取り、小淵沢駅で支払いをする方式でした。
●水車
ドラマ内で何度か登場する水車は現存していました。
菊雄さんと小百合さんが「水車小屋から手をつないで出てきた」場所です。
ドラマでは獣医の先生の家の前にも水車が写っていますが、「小荒間には13基の水車がありましたが、現在、峡北地区(北杜市・韮崎市)に古くから残されている水車はこの1基だけ」だそうです。引用元はこちら。
ドラマ撮影時も現在も民家なので具体的な場所と住宅の写真はふせます。
かやぶき屋根ではなく建て替えられていましたが、ブロック塀の形、畑から見える甲斐駒ヶ岳と赤い屋根の建物などに面影が残っていました。
ご迷惑にならないように心の中で「一郎太さん……」とつぶやいてきました。
●富士見坂
功がバイクをかっ飛ばしたり、軽トラックが走る道沿いに何度か登場する「富士見坂」の看板。2012年6月撮影のストリートビューには看板が残っていましたが、現在では住宅地になっており看板もなくなっていました。
ただ、この坂からの眺めが第1話エンディングの空撮シーンだと思われ、八ヶ岳を背景に田畑が広がる風景には面影がありました。個人的にはこの景色を現地で見れたのが一番嬉しかったです。
同じ場所からの撮影ではないのでわかりにくいですが、
斜めの支柱がある電柱が残っていました。
当時の雑誌記事では高橋和也が「アルプのご飯がおいしかった」と語っています。
第2話、第3話の暴走族との対決シーン、第6話の晴彦と晶子のデートなどに登場。
湖といってますが灌漑用のため池です。
現在は立ち入り禁止になっており、桟橋も渡れず、水際まで近づくこともできませんでした。
第5話で喜芳が義母さと子を送っていく場面で写っている建物もこの小学校です。
夜のシーンなのでわかりにくいですが第3話で美佐が座り込んでいる水辺が三分一湧水だと思われます。現在は周辺もふくめて公園として整備されています。
電車の待ち時間が1時間以上あったのでそば処三分一のお蕎麦を食べによったのですが、ここの資料館と展望ホールがよくできていて勉強になりました。ずっと農地の中の道路を歩いてきたので農業用水を奪い合った歴史が興味深く感じました。
※Googleマップ計測では甲斐小泉駅~みどり湖まで県道609号沿いを徒歩30分でしたが、写真を撮りながらフラフラ歩いていたこともあって実際には1時間かかりました。
甲斐小泉駅→みどり湖はずっと下り坂なので、帰りは当然ずっと上り坂です。車利用が楽だと思いますが、みどり湖周辺は駐車場等見当たりませんでした。
※小海線は本数も少ないので事前に乗り継ぎの確認は必須です。