2024/12/27

『地球再生型生活記』

地球再生型生活記 土を作り、いのちを巡らす、パーマカルチャーライフデザイン

『地球再生型生活記』
四井真治
アノニマ・スタジオ

夏の間に刈り取った雑草を庭の隅に置いておいたら、放置していただけなのに下の方は土になっていて自然のサステナブル力ってすばらしいと思いました。

ちゃんと雑草コンポストを作るべくネットを調べていたら紹介されていたのがこちら。
知らずに読みましたが、2007年より山梨県北杜市に移住し、家族で生活実験を続けているとのこと。

家から出る生ゴミだけでなく、コンポストトイレでおしっこを液肥として利用したり、排水を浄化するバイオジオフィルターで水辺を作ったり、持続可能な暮らしを実践されています。

生活実験をする元となった「パーマカルチャー」について、循環するいのちの仕組みについての著者の考えが延々と書かれているので、雑草コンポストの作り方を知りたかっただけの私にはなかなか壮大な話ではありましたが、「住んでいる人がただ生活するだけで環境が良くなるような仕組み」というのは昨今のSDGsよりずっと具体的で未来のあるデザインだなと思いました。

とりあえず、家でもできそうなところで、雑草コンポスト、雨水タンク、バイオジオフィルターあたりをめざしてみたいと思います。


以下、引用。

33
「パーマカルチャーというのは、人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のことである。パーマカルチャーという語そのものは、パーマネント(permanent 永久の)とアグリカルチャー(agriculture 農業)とつづめたものであるが、同時にパーマネントとカルチャー(文化)の縮約形でもある。文化というものは、永続可能な農業と倫理的な土地利用という基盤なしには長くは続き得ないものだからである。」
『パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン』ビル・モリソン
88
社会における持続可能性の仕組み作りというのは、そこに住んでいる人がただ生活するだけで環境が良くなるような仕組みをデザインすることこそが究極的な姿だと私は考えています。草木が生えることが土を作ることになるように、自然界は、すべての生きものたちが生きることで環境を豊かにしたり維持したりするようにできているのです。
133
我が家の敷地内には、ワイヤーメッシュで作った堆肥枠が点在している。落ち葉や刈り草、残渣などを入れておけば1年で完熟の腐葉土ができる。
206
昭和の中期、戦後までの暮らしの風景が美しいのは、大量生産品のプラスチック製品がないからです。職人さんたちがひとつひとつ丁寧に作った手作りの品や道具が集まって、暮らしの風景を作っていたのです。


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