『ハリー・ポッター』同窓会のためにU-NEXTに登録してみたところ、『ラヴソング』が配信されていたので思わず見てしまう。
もう2、3回見てると思うんだけど、10年にわたる男女の恋模様、変わりゆく香港、随所で流れるテレサ・テン、この構成がうまくて、なんか好きなんですよね。
『グッバイ・マイ・ラブ』の使い方とか、ラストとか、何度見ても良い。
1996年の公開作。今見ると中国返還前の「私たちこれからどうなるの」という不安感、この後低迷する香港映画ラストのきらめきも感じられます。
2022/01/26
『ラヴソング』
2022/01/16
『クララ白書I』
こちらは氷室冴子自身によって1996年に加筆修正されていて、携帯やネットなど「現代風」に多少変更されているようです。
オリジナルは1980年発売。オサムグッズの偽物みたいな表紙だと思ったら原田治本人でした。こっちが読みたかったんだけど図書館にも2001年版しかなかったです。
(2001年版表紙イラストは谷川史子。意外と中のイラストも雰囲気あってました。)
加筆修正されていることもあるかもしれませんが、今読んでも普通に読みやすくておもしろい。恋愛とかほとんど関係なく(ボーイフレンドが出てくる程度。ボーイフレンドだよ!)、女の子たちがただわちゃわちゃしている感じが、古き良きコバルト感。
吉屋信子とか古事記とか文中に出てきますが、氷室冴子という人は古典や海外の少女小説、少女漫画への憧れをベースに「コバルト文庫」という新しい少女小説を作り上げた人なんだなあと今更ながら思いました。もちろん彼女一人ではなかったけれど、氷室冴子やコバルト文庫がなかったら、今に続くライトノベルや「なろう系」なんかもなかったのではないかと。
2022/01/02
『イルマーレ』
『「女性天皇」の成立』
『「女性天皇」の成立』
高森明勅
幻冬舎新書
KK騒動にはまったく興味がないのですが、本来なら「おめでとうございます」と言われるはずの会見の席で、眞子さんが「心を守る」と発言していたことにびっくりして、会見動画を見てみました。
そもそも女性が天皇になれなくなったのはいつからなんだろう、歴史的には持統天皇というすばらしい前例もあるのに、と思って調べてみましたが、出てくるのは
『なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか』
「「男系」とは、父親を遡っていけば必ず神武天皇に辿りつくという皇統の唯一のルールである。これを廃し、仮に女性天皇が中国人とご結婚されれば皇統は「中国系」となり、韓国人となら「韓国系」となり、イギリス人となら「英国系」になる。」とか、
『天皇の遺伝子 男にしか伝わらない神武天皇のY染色体』とか、もうタイトルだけでウンザリするようなものばかり。
比較的まっとうそうなこちらを手に取ってみました。(著者は神道学者、皇室研究者とのことですが、中国を「シナ」と表記していたりするので、一定のバイアスはかかっていそう。)
わかったのは天皇が男系男子に限定されたのは明治22年(1889年)の皇室典範より。古代の6人のほか、江戸時代にも2人、女性天皇がいる。
さらに昭和22年(1947年)の皇室典範で非嫡出子を皇位継承資格から外したことで、天皇の正妻が必ず男子を産まなければいけないという重いルールが課せられる。
(大正天皇は側室の子。現在の上皇は昭和天皇の5番目の子で、初めての男子)
天照大神が女性神であるというのはたしかに言われてみればという気がしますが、神武天皇と同じく神話の範囲だからなあ。
私は「万世一系」など初めから信じていないし、そもそも天皇制が存続する必要がどこまであるのかと思ったりするのですが、そこまでいうと話が大きくなりすぎるのでやめておきます。
愛子さんが天皇になりたがっているとも思われないし、皇室を離れたとはいえ、眞子さんが男の子を産んだりするとまた騒動になるんだろうなとか。皇族とは結婚相手や職業を選ぶ自由を著しく制限されているんだとあらためて思ったり。ただ男系とかY染色体とかが女性天皇を阻む理由ならそれはもうそこから打破していってほしいと思います。
2021/12/30
『アルバイトの誕生』
2021/12/18
『ジョゼと虎と魚たち』
田辺聖子
2021/12/11
『朗読者』
ベルンハルト・シュリンク