『南仏プロヴァンスの昼下り』
ピーター・メイル
池 央耿 訳
河出書房新社
「プロヴァンス・エッセイ3部作」(と帯に書いてあった)3冊め。
『南仏プロヴァンスの12か月』が1989年。
『南仏プロヴァンスの木陰から』が1991年。
そして『南仏プロヴァンスの昼下がり』が1999年。
8年ぶりなのは理由があり、前2作が引き起こしたプロヴァンスブームにより、プロヴァンスの観光地化が起こったと批判もされたという著者。それも一因だったかもしれないが仕事の都合でアメリカで4年間暮らし、プロヴァンスに戻ってきたところから今回の3作めが始まっている。
そういった事情もあるのか、移住してきた外国人という距離感がちょうどよかった前2作に比べると、観光ガイド感が増しているというか、プロヴァンス紹介エッセイ感が強めでした。
原文のニュアンスがそうなのか読みにくい漢字が使われていたり訳もやや固め。
それでもフォアグラ、オリーヴオイル、トリュフにワイン、あいかわらず料理がおいしそうなのと料理に対するプロヴァンスの執念がおもしろい。
ロクシタンがプロヴァンス出身の企業だと今さら知りました。
「自分は永遠の観光客である」とか「大切なのは楽しく生きること」という著者の姿勢は見習いたい。





